小倉百人一首 61-70
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65番歌 うらみわび(相模)

藤村さき
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うらみわび ほさぬ袖だに あるものを 恋にくちなむ 名こそをしけれ

みわび ほさぬそでだに あるものを こひにくちなむ なこそをしけれ

「永承六年内裏歌合」の題詠歌です。

現代語訳

恨むことに疲れて、涙をぬぐう袖が朽ちていくのも惜しいのに、恋の浮名のために朽ちていく私の評判はもっと惜しいわ。

「目に見えるもの」と「目に見えないもの」を並べて歌にしています。

作者:相模(さがみ)

恋愛に奔放で、情熱的な恋の歌を多く残した女性です。

72番歌を詠んだ紀伊と同じく、後朱雀天皇皇女祐子内親王に仕えました。

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